半沢直樹vs小学生半沢直樹くん(ドラマ「半沢直樹」の雑感想)

鷹宮リオンちゃんの影響で半沢直樹(2シーズン目)の後半あたりから最終回までを観てみての感想

もくじ

視聴の経緯

YouTubeアプリのおすすめ欄に出てきたこの動画がアホほどツボに入ってそれがきっかけでリオンちゃんの動画をいくつか見て「そんなに言うならどんなものかちょっと見てみるか……(この手のドラマあまり良い印象無いけど……)」と半沢直樹のシーズン2を放送延期生放送のあたりから最終回までリアタイ視聴してたんだけど全体的になんだこの経緯は

半沢直樹の事前知識

・倍返しのやつ
大沖先生の『小学生 半沢直樹くん』
・鷹宮リオン「半沢直樹みた?」

観てみての感想

メインキャラの個性とか関係性がいいし演技も(裏話含めて)面白いしTwitterで視聴者の人たちの実況(反応,感想)見るのも面白くて好きなんだけど、どうしても作風で「こういうドラマやだ〜〜!!!」ってなっちゃう

「こういうドラマやだ〜〜!!!」

半沢直樹とかそれっぽい雰囲気のドラマ(「下町ロケット」とか)、なんか悪意が露骨に描かれすぎだし「悪役がイキって舐めプしてるのめっちゃイラつくな〜(そんなんだからお前敗北確定キャラなんだぞ!!! もっとしっかりやれ!!!! 慢心すんな!!!!!!)」となるから苦手
そのくせ展開/顛末や続きを気にならせるように作られてるのが厄介だし、用意された悪意描写にこちらの感情を動かされてしまうのも好かない部分なんだろうと思う

「小学生 半沢直樹くん」に関して

大沖先生の「小学生 半沢直樹くん」が安心しながら楽しめるのは、半沢直樹を下敷きにしつつ話がアレンジされてる&大沖先生の作風+パロディ作品という部分が全面に出てるからだろうし、悪役/敵対ポジションのキャラクターに対して半沢のクセのすごさが悪役ムーブを上回る(半沢の勢いに圧倒される、憎まれ役や壁として立ちはだかる"敵キャラ"が半沢に対してのツッコミや常識人ポジションに回る→ギャグになる)という要素があるのもポイントなのではないかとか思った

「悪役キャラ」について思ったこと(まとめ)

「完璧でない悪役(舐めプ的な振る舞い含む)」には強い個性・和めるような間抜けさ・良い意味で憎めなくなるような愛嬌・同情できるような部分、「有能な悪役」には「どう攻略するんだ!?」となるような「隙の無い/説得力のある有能さ、手強さ」があると良いのではと思ったし、少なくとも自分はそれを求めてるんだろうかなと思うなどした
仮面ライダーゼロワンで天津社長に「お前~~~~!!!(立ち回りがガバすぎる奴ほどイキり散らす~~~~)」「お前……許さないけどお前……お前!!!!(悪サイド人間になった背景と急に出てきた可愛いaiboを見て)」ってなったの完全にこれじゃん
(光落ちまでの話がもっとちゃんとしてたら終盤の有能解説キャラ化も自然と受け入れることが出来たと思うんだけど、ゼロワンは全体的に終盤の「そうはならんやろ(なんでなってるの……?)」感が「なんか過去が歴史改変されてない?」ってレベルですさまじかったよねという脱線話)

最終回で一瞬だけ土下座して逃げた箕部にちょっと良さを感じたのってそれまでただひたすらに「憎まれ役("物語を組み立てる上でのパーツ"として見た時のポジション、"登場人物として物語上で"そういう役目を買って出ているという意味ではない)」としてヘイトを集めるような言動や行動を繰り返す装置だったキャラが素行の悪い小学生みたいに「ごめんなさ……誰が謝るかよバーカ!(逃走)」ってした部分に人間味的なものを感じたからでは? と思うんだよね
(中途半端に土下座するな舌噛みきって自決するくらいしろ! とは思ったけど)

悪役キャラの「人間味」、ライバル的ポジションの大和田や黒崎が「敵」じゃなく「ライバル」に見えるのってこれだと思うんだよな〜(既に明らかな"敵"であったターンを終えているからこその変化だったりするのかもしれないけど)

身も蓋もない感想(半沢直樹に対しての総括)

印象に残っている部分については黒崎がめっちゃいいキャラしてるなと思いました(個性も立ち回りも完璧すぎる)
あと渡真利すき(かわいい、いい奴)